成徳寺(じょうとくじ)は、福島県双葉郡広野町にある浄土宗の寺院。
歴史
1330年(元徳2年)、良天聖観によって開山された。浄土宗名越派。の檀林として栄えた。
1596年(慶長元年)に一時廃寺となったが、1599年(慶長4年)に良薫によって中興された。江戸時代は檀林ではなくなったが、触頭となっている。
当寺歴代住職で著名な人物に袋中がいる。袋中は明国渡航を志し、当時の琉球王国に渡り、尚寧王の帰依を受けた。琉球に浄土宗をもたらした最初の人物である。
文化財
- 木造阿弥陀如来坐像(福島県指定重要文化財 昭和31年9月4日指定)
交通アクセス
- 広野駅より徒歩28分。
脚注
参考文献
- 福島県高等学校地理歴史・公民科(社会科)研究会 編『福島県の歴史散歩(歴史散歩7)』山川出版社、2007年




