石丸 重治(いしまる じゅうじ、1902年(明治35年)5月12日 - 1968年(昭和43年)12月12日)は、美術評論家。慶應義塾大学教授(法科)。

略歴

島根県出身。叔父に柳宗悦。府立一中(現・東京都立日比谷高等学校)を経て、1927年に慶應義塾大学英文科卒業。一中時代は小林秀雄や西竹一(バロン西)、迫水久常と同期であった。また「青銅時代」を創刊するなど、この頃から評論に携わっていた。小林秀雄などとは、同人誌「山繭」を主宰、また柳宗悦や吉田璋也、河井寛次郎らの民藝運動に初期には関わっている。

美術評論家として知られ、主な著作に『英国の工芸』(工政會出版部、1930年)、『英国教会本寺考』(好學社、1953年)。評伝には、『回想の石丸重治』(佐藤朔編、三田文学ライブラリー700部限定、1969年)がある。

慶大塾長(1946年 - 1947年)及び文部大臣(1947年)を務めた高橋誠一郎の秘書官に就いた。この頃から、慶大野球部部長及び日本学生野球協会副会長を務め、東京六大学野球発展に尽力した。墓所は多磨霊園。

脚注


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山繭(石丸重治編輯) / カモシカ書店 / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」

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