川崎駅(かわさきえき)は、秋田県南秋田郡八郎潟町川崎高田(開業時は旧・南秋田郡一日市町面潟川崎)にあった秋田中央交通秋田中央交通線(旧・五城目軌道)の駅(廃駅)である。秋田中央交通線の廃線に伴い1969年(昭和44年)7月11日に廃駅となった。
歴史
燃料費増加対策として会社の増資・路線の電化を行うことが決定した際に、地元出資者からの出資の条件として開設された駅であった。
年表
- 1950年(昭和25年)1月20日:秋田中央交通線一日市駅(現・八郎潟駅) - 五城目駅間に新設開業。一般駅。
- 1969年(昭和44年)7月11日:秋田中央交通線の廃線に伴い廃止となる。
駅構造
廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の南側(五城目方面に向かって右手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた。
職員配置駅となっていた。ホーム中央部分に待合所を有した。
駅周辺
水田地帯を走る、当時未舗装であった県道との併用軌道区間の途中に位置した。
- 秋田県道15号秋田八郎潟線
- 国道7号
- 秋田自動車道五城目八郎潟インターチェンジ - 当駅廃止後の開業。
- 富津内川
- 秋田中央交通バス「上川崎一区」バス停留所
駅跡
1999年(平成11年)時点では、土盛りのホームがほぼ完全な形で残存し、ホーム上には松や桜の木も残されていた。この時点で唯一の遺構と言える存在であった。2000年(平成12年)時点でも同様で、待合所の土台も確認出来た。秋田自動車道の建設に伴う工事での消失も心配されたが残存し、2007年(平成19年)5月時点でも同様であった。
また、当駅跡前後の線路跡は、1999年(平成11年)時点ではサイクリングロードや集落の間道などの舗装された道となっており、2000年(平成12年)時点、2007年(平成19年)5月時点でも同様であった。
隣の駅
- 秋田中央交通
- 秋田中央交通線
- 八郎潟駅 - 川崎駅 - 高校前駅
脚注
注釈
出典
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 川崎駅 - 神奈川県にある同名の駅(東日本旅客鉄道(JR東日本)東海道線・京浜東北線・南武線)。




