ジュール=エルキュール=メリアデック・ド・ロアン(Jules-Hercule-Mériadec de Rohan, 1726年3月26日 - 1800年12月10日)は、ブルボン朝末期フランスの貴族、廷臣。モンバゾン公爵、のちゲメネ公。枢機卿ルイ=ルネ=エドゥアール・ド・ロアンの兄。
生涯
ゲメネ公エルキュール=メリアデックと、同族のスービーズ公エルキュール=メリアデックの娘ルイーズ・ド・ロアンの間の長男。1743年2月19日にパリで、ブイヨン公シャルル・ゴドフロワの娘で富裕な女子相続人だったマリー・ルイーズと結婚。フランス軍に仕え、陸軍中将に至った。オーストリア継承戦争中のベルヘン・オプ・ゾーム攻囲戦などに従軍した。
フランス革命が勃発すると、息子アンリ=ルイ=マリー(1745年 - 1809年)の一族と共に国境を越え亡命、墺領ネーデルラントに妻方ブイヨン公家が所有するカルルスブール(現ベルギー領リュクサンブール州パリスールの一部)で死んだ。家族は彼の死後、墺領ボヘミアに移住した。
引用・脚注




