セーンムアンマーは、ラーンナー王朝7代目の王である。
伝記
セーンムアンマーはおそらく1386年、クーナー王とチエンコーンの王、グワトゥーンの娘であるヤスンタラーテーウィー妃の息子である。『チエンマイ年代記』はセーンムアンマーが生まれたとき多くの国から祝いが集まった。このためセーンムアンマー(10万の街が来た)と呼ばれるようになったと伝えている。
セーンムアンマーは父親の死の直後実質的なラーンナーの統治者となるが、チエンラーイの統治者であり前王の兄弟であったターオ・マハープロムと敵対する。1386年、ターオ・マハープロムはアユタヤのパグワ(ボーロマラーチャー1世)と同盟し、ラムパーンに攻め込むが失敗した。その後、ターオ・マハープロムはアユタヤと袂を分かち、再びラーンナーに帰順しチエンラーイの国主となった。
その後セーンムアンマーは南に領土を広げようと画策し、1387年ないし88年、スコータイに遠征するが失敗に終わる。この後セーンムアンマーは内政に目を向け仏教保護政策を展開。ワット・チェーディールワンを建設した。『ジナカーラマーリー』によれば252キログラム相当の金でワット・プラタートハリプンチャイのプラ・タート(仏塔)に金を貼り付けた。
参考文献
- ตำนานพื้นเมืองเชืยงใหม่ ฉบับปรับปรุงใหม่, อรุณรัตน์ วิเชียรเขียว และ เดวิด เค. วัยอาจ, เชืยงใหม่ :Silkworm Books, 2543 ISBN 9749575512
- Ongsakul, Sarassawadee, History of Lan Na, trans. Chitraporn Tanratanakul, Chian Mai: Silkworm Books, Thai text 2001, English text 2005, ISBN 9789749575840
- Wyatt, David. K.: Thailand: A Short History 2nd ED., USA: Yale University Press / Chiang Mai: Silkwormbooks, 2003, ISBN 9780300084757 ISBN 974957544X
脚注



