『ワン・デイ 23年のラブストーリー』(ワンデイにじゅうさんねんのラブストーリー、One Day)は、ロネ・シェルフィグ監督による2011年のイギリス映画である。デヴィッド・ニコルズの小説『ワン・デイ』をニコルズ自らの脚本(脚色)で映画化した作品である。
ストーリー
二人の出会いは1988年7月15日、エディンバラ大学の卒業式だった。真面目なエマ(アン・ハサウェイ)と自由奔放なデクスター(ジム・スタージェス)は、その日初めて言葉を交わした。意気投合した二人はお互い惹かれ合いながらも、そのまま親友として付き合うことになる。7月15日は「聖スウィジンの日」(St.Swithin's Day)で、「マザー・グース」に 「聖スウィジンの日が雨ならば40日間雨つづき 聖スウィジンの日が晴れならば40日間雨はなし」というのがある。エマは恋心を隠しつつ、デクスターとの友人関係を続けていく。1989年には、エマはロンドンで暮らし始めていた。1990年、デクスターは業界の仕事を謳歌していた。1992年、二人きりで旅行に出かけるが、カルバンクラインのパンツを盗まれる。1994年、病気の母親を抱える家族とのトラブルに頭を悩ましたデクスターはエマに電話をするが、その時エマはフランス人の男と『死霊のはらわた3』を見てからレストランでデートしていた。1996年、久しぶりに会ったものの、思いがすれ違っていく。デクスターは低俗番組が時代に取り残され解雇になり、恋人シルヴィの家族ともうまく行かない。エマはデクスターへの愛を綴った詩を同居の恋人に読まれ、嫉妬される。2000年、友人の結婚式で再会するが、シルヴィと「できちゃった結婚」すると告白される。教師だったエマは詩人として有名になり、ジャズミュージシャンと付き合っているというが、デクスターを追いかける。そして転機となる2004年を二人は迎える。翌年、エマは「愛している人の子どもがほしい。その人が嫌ならあなたでもいい」と笑いながら子づくりに励む…。2009年も、2011年も同じ7月15日がやってくる…。最初のすれ違いから、それぞれの人生を歩んでいくという夢のようなストーリー。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- エマ・モーリー - アン・ハサウェイ(小松由佳)
- デクスター・メイヒュー - ジム・スタージェス(川田紳司)
- シルヴィー - ロモーラ・ガライ(細越みちこ): デクスターの妻となる女性。
- イアン - レイフ・スポール(遠藤純一): 売れないコメディアン。
- スティーヴン - ケン・ストット(浦山迅): デクスターの父親。
- アリソン - パトリシア・クラークソン(唐沢潤): デクスターの母親。
- ティリー - ジョディ・ウィッテカー: エマのルームメイト。
- スーキー・メドウズ - ジョージア・キング: テレビタレント。デクスターの恋人の1人。
- アーロン - マット・ベリー: デクスターをクビにしたプロデューサー。
- マレー・コープ - マシュー・ビアード: シルヴィーの弟。
- サミュエル・コープ - トビー・レグボ: シルヴィーの弟。
- ジャスミン - エミリア・ジョーンズ(本田望結): デクスターとシルヴィーの娘。
製作
ランダムハウス・フィルムズとフォーカス・フィーチャーズが共同製作し、フィルム4プロダクションズが共同出資した。
主要撮影は2010年7月に開始された。ロケ撮影はスコットランド、イングランド、フランスで行われた。8月、デクスターとエマが初めて出会うエディンバラの撮影が行われた。
評価
Rotten Tomatoesでは137件のレビューで支持率は36%となった。またCinemaScoreでの観客調査は、「A 」から「F」の範囲で「B-」となった。
参考文献
外部リンク
- 公式ウェブサイト(英語)
- 公式ウェブサイト(日本語)
- ワン・デイ 23年のラブストーリー - allcinema
- ワン・デイ 23年のラブストーリー - KINENOTE
- One Day - オールムービー(英語)
- One Day - IMDb(英語)
- One Day - TCM Movie Database(英語)
- One Day - Rotten Tomatoes(英語)




